おとこ同士

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11.18.2012@22:13

猫の神様、まだもうちょっと



猫の神様 猫の神様
(2007/03)
東良 美季

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猫の神様 (講談社文庫) 猫の神様 (講談社文庫)
(2012/11/15)
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1人の男性が綴った2匹の愛猫の闘病日誌。

タニの診療が終わるのを待っている間、本屋さんの新刊文庫本コーナーで目に止まり、吸い寄せられるように手に取りました。

事細かに丁寧にあくまでも淡々と刻まれた闘病記録がとても悲しい。

だけど同時にとても強くてあたたかかったです。

死を想う事はその子を愛する事、読みながら頭の中でこの言葉が何度も浮かんできました。

同時に今の私に言い聞かせるような強烈な言葉でした。




猫の神様から預かった命はいつか必ず猫の神様にお返ししなければならない。

他者の命をいつまでも自分の手の内に隠している事は出来ない。




だから最期の時はちゃんと死を受け止めてあげよう。

必ずいい聞かせることがある。
それはみャ太は決して僕のために生きているわけではない、ということだ。
猫は世界の摂理と共に生きている。
生きるのが辛くなれば静かに死んでいくだろう。
ぎじゅ太もそうだった。
僕は彼らを勝手に拾い、勝手に育て、勝手に一緒に生きてきただけだ。
大切なのは判断を誤らないこと。
自分がやるべき行為だけを考えよう。
それはみャ太を出来るだけ楽に生きられるようにしてやることであり、もし彼が死に向かっているとしたら出来るだけ苦しまずに死なせてやることだ。


ぎじゅ太の死を受けた後に、生きよう生きようとする命が尽き果てる時、人は無力だという事を知り、現実を直視している著者だからこそ出てくる文章だと思いました。

目をそらさずどこまでも真っすぐに猫達の命を見つめ続ける、それは1人の男性の愛猫に対する強い愛でした。

著書である東良美季さんのブログを通じて知り合ったという、この本の中にも名前が出ていた花房観音さん。
花房観音さんがこの本を読みブログに綴った感想を見てまたずしりときました。
ゆっくりとしたサヨナラ

家の母もそうでした。
祖母と一緒に先代犬を介護し先代犬を失った分、亡くなった後はこれからは絶対生き物は飼わないと頑なに決めていました。
でも10年の時を経てそれを打ち破ったのが家の父でした。
それなりに後ろめたさがあったのか母にも私にも一切何も言わず、ニヤニヤ笑いながらチュウを抱えて居間に入ってきた日の事を今でも忘れません…
祖母が病気に倒れ家族3人になった分父は寂しかったんだと思います。
各言う私も、トラちゃんを失った喪失感からなずきを求めました。
この子を助けたい、そんなキザな心はちょっとはあったかもしれません。
でも本当は何よりもこの子に寄りかかりたかったし、どうしてこんなに寂しい目をしているのかをわかりたかった。
寧ろあの時助けてもらいたかったのは私の方でした。
1人では得られないものを恋人や友人である他者で得て、他者では得られないものを犬や猫である生き物で得る。
けれど人と人とでは生まれないぬくもりや大切な気持ちを私に教えてくれるのはチュウやひじきやタニやなずきしかいません。
だからこそ人と変わらない大きな存在であるこの子達を本当の目でみてあげなくてはいけないなぁと改めて思いました。


猫と暮らし、彼らを愛した人間にとって、その死は深く愛したぶんだけ恐ろしいほどに辛く悲しい。
でも、彼らは僕たちの胸に傷を残すことは決してしない。
あのふわふわと柔らかくて温かく、愛おしい記憶だけを残してくれる。



私はきっとこれからも犬や猫に寄っかかりながら暮らしていくと思います。

大切な者を失った人、犬や猫と暮らしている人に是非一度は読んでもらいたいなぁと思う本でした。

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無楽斎 » 11.19.2012 @ 5:54 AM
いい話をありがとう。
あんた、大人だねぇ。
サラロン » 11.20.2012 @ 2:13 PM
すんばらしく自然な文章で
ホロっときちゃったよ。
お父様にとってチュウくんは
特別な存在だね♪
ANKO » 11.20.2012 @ 11:38 PM
コナンが逝く時、手を握りながら、
先に旅立った先代猫たちに「早く連れて行ってあげて」って祈ってました。
一秒でも長く一緒に居たかったけど、引き止めるのは苦しみを長引かせることになると。
逝った時にはコナンに「ありがとう、ありがとう、ありがとう」って。
ソラン、ウランを見送るときも「ありがとう」って言ってあげたい。
母兵衛 » 11.21.2012 @ 1:06 PM
:) 愛
かなこ » 11.23.2012 @ 12:53 AM
泣けたよ
ただ泣けた
かまど猫 » 11.23.2012 @ 11:39 AM
うちも、タニさんから
命をわけてもらった。
そして、さらに、新しい命につながったことはうれしいことだったよ。
嫁に行ったものもいるから
もう想像の範囲を超える。
タニばあちゃん長生きしてね。
子どもの時から、出会ったいろんな子が
思い出されるよ。
生き物たちから教えてもらうことはおおいね。ゆーな記事の田圃の子もすごく記憶に残ってるんだ。
お互いによりそうということ
欠けた形を重ね合うということ
空の色にいている
内田吉美
絶版だけど密林にならあるかなあ?
かまど母さんが小さいときの漫画おすすめ。

coco.。 » 11.24.2012 @ 12:23 AM
王子は何度か、とても具合が悪い→持ち直す、を繰り返しました。

具合が悪くなったとき、もういいや、と思わなかったのは勿論ですが、「そうか、永遠にこれを繰り返すことはできないんだ」ということもはっきりしていました。いつかは、王子の魂は必ず体を離れると。

その日まで、できる限りのことをさせてもらおうと思ってやっていました(もっとできたんじゃないか、とは思うけど)。

あきらめたりはしない、でもしがみつくこともすまいと。

ということを、思い出しました。
ちず » 12.01.2012 @ 11:59 PM
心に沁みて、涙が溢れました。
2代目の猫を亡くしてから両親は「こんなに悲しいのは嫌だから、もう飼わない」と言っていたのに、半年後に今の2匹を拾ってきたのは両親でした。
きっと、運命だったのかなと思いながら、我が家は猫がいないと、どうもしっくりこないのです(笑)
いつかまた死に目を経験する覚悟は持っていなきゃいけないと思いつつ、いつまでも側に元気でいてほしいと願ってしまうのも自分勝手なのかもしれないけど…
この子達が「うちに拾われてよかった」と思ってくれるような猫生を送れるように努めたいと思います。
むちこ » 01.05.2013 @ 10:53 PM
この手の本を手に取る気にはなれなかったけど、読んでみるよ。

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